現在のAEDの普及状況は?

AEDの設置場所が招いた悲劇とこれから私たちができること

 


山形市の教育委員会の教育課長「夜間のAED利用を想定していなかった。不十分な面があった」と釈明。

 

2014年7月16日の午後8時頃、山形市の男子生徒(16)が野球部の練習中に心室細動で倒れました。生徒が倒れた直後、その場にいた監督はすぐさま救急車を要請し、救急車が来るまでの約10分間、心臓マッサージなどを行いましたが2日後にその生徒は亡くなってしまいました

 

この高校には校舎内と体育館の2か所にAEDが設置されていましたが、夜間は玄関を施錠しているため校舎内に立ち入ることができませんでした。そのため、監督はAEDを取りに行くのに時間がかかると判断したようです。
この生徒の死因が心室細動であったことから、もしすぐにAEDを使えたら生徒が助かったかもしれないと考えるとAEDの設置場所というものをもう一度見直す必要があります。

 

2013年に愛知県尾張旭市で行われた調査では、市内にある78個のAEDのうち、夜間でも使用可能なAEDは4個しかないということが分かりました。それ以外のAEDは屋内にあるため施錠されている夜間は使用できません。

 

現在、心臓突然死による死亡例は多く、年間に約5万人、1日に約150人が、心臓が原因で突然死しているといわれています。心停止は日中だけに起こるわけではありません。24時間、365日いつでもすぐにAEDが使えるような街づくりが急務となっています。

 

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